この現場には何がおすすめ?メンズの作業ブルゾンを紹介!

作業現場で働くメンズの方で、作業ブルゾンの買い替えを検討している人はいませんか。多機能で丈夫なものが欲しい、もっとお洒落なデザインにしたいなど、色々な理由があるはずです。一口に作業ブルゾンといっても、それぞれの現場にふさわしい多種多様なタイプがあります。

まず働きやすさを考えるなら、現場や仕事内容に最適なものを選ばなければなりません。ここではおすすめのメンズ作業ブルゾンを、現場ごとに紹介します。

建築系の現場は耐久性と動きやすさを重視

繰り返しハードな動きが求められる建築系の現場では、まず耐久性に優れた作業ブルゾンが求められます。また従業員を雇う側の経営者や現場責任者の方にとっても、丈夫で長持ちする作業ブルゾンの方が、それだけコストも安く済ませることができます。

そこでおすすめなのが、ポリエステル65%と綿35%のソフトツイル素材を取り入れた、耐久性重視の作業ブルゾンです。

高密度の素材によって丈夫さはもちろん、型崩れもしにくいのが特徴。その一方で肌ざわりが柔らかく、しなやかな風合なので、長時間の着用でも快適に過ごせます。肩から背中にかけてアクションプリーツ、肘にはタックを入れており、動きやすい仕様になっています。

これならば持ち上げたり、抱えるといった動作の多い建築現場でも、スムーズな動きが可能です。さらに注目したいのが多機能なポケットでしょう。右胸にはスマートフォンが余裕で入る大きめのポケット、左胸はファスナー付きなのでお財布や貴重品を入れても安心です。

左袖にもペン差し付きのポケットがあり、メモを取るシーンの多い現場では重宝します。

鉄鋼や機械加工の現場なら火気対応タイプが大事

高熱の設備に囲まれた鉄鋼現場や、溶接作業の多い機械加工の現場では、火気に強い作業ブルゾンを選ぶ必要があります。まず火花や火の粉が服に付着しても、穴あきや溶融しない防炎加工素材を考えることが大事。そこでチノクロス生地を採用した、綿100%の作業ブルゾンをおすすめします。

高密度で厚みのあるタフな素材なので、火気を扱う高温の現場でも十分に活躍できます。先洗い加工しているものなら、着心地も肌に馴染むようにソフトで、最初から違和感がありません。さらに洗濯による縮みを極力抑えることが可能です。

見た目もヴィンテージ感たっぷりで、デザイン性にも優れます。

電気工事や精密機器製造あるいは火気の多い現場なら、制電対応や帯電防止が基本

電気関係や火気を扱う現場で細心の注意を払うべきなのが、静電気による放電でしょう。電気工事では感電による事故に、また精密機器を製造する工場では、製品に深刻なダメージを与えるのが、静電気による放電だからです。

またガスや石油といった火気厳禁の作業現場でも、静電気の放電はとても危険です。このようなリスクを避けるためにも、制電対応や帯電防止に優れた作業ブルゾンを選ばなければなりません。それほど制電レベルの高くない作業現場であれば、オーソドックスなタイプの作業ブルゾンでも、通常の帯電防止素材で十分に対応できます。

もう少し制電レベルの高い作業現場では、JIS(日本産業規格)に適合した帯電防止素材に加え、防汚性にも優れたタイプのものが必要でしょう。このようなタイプの作業ブルゾンは、チリやホコリそして静電気などを許さないような作業現場で、数多く採用されています。

半導体や精密機器を扱う作業現場では、さらに厳しい制電レベルが求められます。現場で着用する作業ブルゾンについても、IEC(国際電気標準会議)規格に適合した、高制電かつ低発粉塵のユニフォームを採用するケースが目立ちます。

生地には導電性繊維をグリッド状に加工し、作業服の表面抵抗値を限りなく下げることで、極めて高い制電性を実現しているのが大きな特徴です。またチリやホコリの原因になる毛羽が発生しないように、ポリエステル長繊維を採用。

さらに縫い目から糸くずの落下を防ぐため、生地の裁ち目をあえて隠す特殊な縫製を施しています。静電気による放電の影響を低く抑え、わずかなチリやホコリから製品や作業員を守る、高機能の作業ブルゾンと言えます。

運送や倉庫の現場で着用するタイプは、スピーディーな動きと丈夫さが決め手

運送や倉庫の現場では、重い荷物を繰り返し積み下ろしたり、荷物を抱えて素早く移動するなど、スピーディーでタフな動きが要求されます。

そのため作業ブルゾンは丈夫さはもちろん、軽量かつストレッチ機能で動きやすいタイプのものが最適です。見た目のデザインがオーソドックスな作業ブルゾンであっても、ストレッチ機能で吸汗速乾加工さらに帯電防止や抗菌防臭にも優れた、多機能な製品も幾つもあります。

また立体裁断や、脇の下から特殊な裁縫を施すことで、肩や腕周りのスムーズな動きを実現した作業ブルゾンもあります。人や車の往来が激しい運送現場では、作業員などの安全性を確保するために、視認性にも優れた作業服が求められます。

蛍光カラーの生地や、反射板の付いた製品を選ぶことも、十分に検討すべきでしょう。

ビルメンテナンスや清掃の現場では、安全機能や防汚性で選ぶ

ビルメンテナンスや清掃の現場では、高所での作業も珍しくありません。そこでは墜落制止のために、フルハーネス安全帯の着用が基本。作業ブルゾンにも、それに見合った安全機能が求められます。例えばポリエステル製のフルハーネス仕様ブルゾンには、両胸にハーネスを引っ掛ける休止フックホルダーがあり、背中部分からランヤードを取り出すことが可能なタイプもあります。

ポリエステル製なので撥水性や透湿性に優れており、仮に屋外で風雨にさらされても、快適に作業できるように工夫されています。直射日光も浴びるシーンが多い現場では、赤外線や紫外線にも注意が必要です。そこでおすすめなのが、チタン加工の素材を取り入れた作業ブルゾン。

生地の内側に金属チタンを特殊な方法で加工しており、赤外線による温度の上昇を抑える上、紫外線によるお肌へのダメージ防止にも、効果が期待できます。さらに土やホコリあるいは様々なゴミを扱う現場では、防汚性も忘れてはならない機能です。

フッ素加工やアクリルコーティングを施した作業ブルゾンであれば、作業中の泥水や油などの汚れから身体を守ることもできます。

作業現場や自分のニーズを見極めて選ぶ!

作業現場ではメンズの方のハードな動きにも対応できる、優れた作業ブルゾンが求められます。耐久性をはじめ撥水性や透湿性、あるいは安全性や動きやすさなどを見極め、それぞれの現場に見合った適切なものを選ぶことが大切です。

もし素材や機能さらにデザイン等について不明な点があれば、専門店やメーカーへ直接問い合わせましょう。自分のニーズにマッチした、理想の製品を紹介してもらえるかもしれません。

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